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朱付着土器。

2012.01.20

shuhuchakudoki.jpg

 

先々週紹介した「転用された土器」ですが、そうではなく、本来の形のまま使用された可能性があることが分かりました。

水銀朱の水溶液化に使用された可能性です。

 

ちょっと専門的になりますが・・

土器や木製品などに水銀朱を塗布するには、これを水溶液化する必要があり、常温では溶けにくいので煮沸します。

上の写真の土器は、高杯(たかつき)の脚部になりますが、よくみると外面に煤が付着しており、このことが用途を推定する根拠の一つになっています。

 

割れ口に付いた朱についても、粘土紐の継ぎ目に朱がしみこむ事例が、他にあるみたいですね。

ただ、こうした朱の精製に使用される器種は、高杯よりも鉢の方が一般的なようです。

 

とりあえず、次の段階として、この赤色顔料が水銀朱かどうかを確認する必要がありそうです。

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