養老町の歴史文化資源の発見・普及を目指して設立した当ホームページは、「私たちが暮らす養老町への関心を喚起すること」を目的に運営しています。

養老町の歴史文化資源

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象鼻山発掘状況11

2010.09.30

zoubidokou.JPG

 

現地説明会から10日が経ち、作業着が半袖から長袖に変わりました。

現在は、次の調査の準備と併行して、12・14号墳の平面検出を進めていますが、これによりいくつか新たな事実が明らかになりました。

 

その中で、今回ご紹介したいのが、12号墳の墳丘東側での土抗(ちょっと大きめの穴)の発見です。

これまでは、墳丘断面の情報しか無かったため、これを墳丘完成時に東側を巡る溝を配置した結果と考えていましたが、この調査区の平面検出により、これが土抗であることが判明しました。

そして、完成した墳丘の東側には、溝はなかったことが明らかになりました。

奥の壁の黒色土層下のラインが墳丘完成時の遺構面と考えています。

4号墳と同じ状況みたいですね。

 

この土抗の埋土からは清郷型甕が出土していたため、その解釈に悩んでいましたが、古代末から中世初頭くらいに12号墳の端に葬られた人がいたという解釈で落ち着きそうです。

 

さて最近の象鼻山山頂には毛虫が増えてきました。

気がつくと袖にくっついていたりします。

そのため、蜘蛛の巣にかかる毛虫も目立つようになってきました。

下の写真は、毛虫を糸でグルグル巻きにするジョロウグモです。

いっぱい捕獲しちゃってね。

kemushitokumo.JPG

彼岸花

2010.09.29

higanbana.JPG

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年の暑さは尋常ではありませんでした。

秋分の日が過ぎ、少し涼しくなってきたと思っていたら、彼岸花をあちこちで見かけるようになりました。

堤防や用水路の縁などに緋色の花が集まって咲いていたり、列をなして咲いている姿は見事です。

 

小学生の時、下校途中に彼岸花を摘んで遊びました。家へ持って帰ったところ「家が火事になるから、家の中へ入れてはいけない」と母に言われたことや、彼岸花を触った手をなめたら、すごく苦かったことを思い出します。

 

彼岸花の球根には、リコリンという毒が含まれているそうです。それと同時に、多くのデンプンが含まれているため、かつて飢餓の時には毒抜きして食料にしたそうです。

 

人里はなれた場所でこの花を見かけると、以前は人々が暮らしていたのかなって思います。

田代神社奉納算額

2010.09.28

228tashiro.jpg

 

「算額」とは日本独自の数学、和算の問題と回答が記された絵馬のことです。

難しい問題を解いたことを神様に報告し、さらなる学力向上を祈願して神様に奉納されたと考えられています。

 

養老町高田の田代神社にも算額が1面奉納されており、養老町の文化財に指定されています。天保12年(1841)のもので、全部で5問あり、全て図形問題。難易は高校数学レベルです。これを12、3歳の子どもが解いたのですから驚きです。

 

僕も挑戦しましたが、数学はからっきしダメなので、解りませんでした。

 

興味のある方は、こちらをご覧ください。

秋祭り

2010.09.27

hounennodori.JPG

 

9月23日(木)、朝方は不安定な天気でしたが、夕方には落ち着きを取り戻し、無事に田代神社の例祭が執り行われました。

昨年より踊りの参加者が多く、屋台も出ていて賑わっていたように思います。

 

養老町では、この田代神社の例祭を皮切りに、あちこちの神社で祭りが執り行われます。その中には、祭りの一部が文化財に指定されているものがあり、ここで二つ紹介させて頂きます。

 

muroharamaturi.JPG

 

一つは、養老町室原に鎮座する熊野神社の例祭です。地域の安全や五穀豊穣を祈願して行われます。

 

祭りには「万歳閣(ばんざいかく)」「鳳凰山(ほうおうさん)」「臥龍閣(がりゅうかく)」の車山が華をそえます。この3輌は約250年前から現存し、岐阜県の有形民俗文化財に指定されています。

 

日程は10月3日(日)、午前7時より車山の曳き出しが始まり、午後3時に全ての車山が熊野神社に集合。そして午後4時からは、今年初めての試みである、浄瑠璃が上演されます。

 

 funatukeminnyou.JPG

 

もう一つは、船附八幡神社の例祭です。

養老町船附は濃州三湊の一つとして栄えた地域であったため、華やかな祭り踊りの奉納を行っており、昔は大垣市からも参加する人がいたほどでした。

「でんがらがし踊り」「どじょう踊り」「白川踊り」の3種目があり、これらは「船附民謡」として養老町の無形民俗文化財に指定されています。

 

また、地元の努力により昔ながらの形態を残している祭りであり、木で組まれた櫓に上がった太鼓や、たくさんの提灯には心躍らされます。

 

日程は10月2日(土)、3日(日)の2日間。時間は午後7時からです。

 

先日の土曜、日曜にはリハーサルも行われ、祭りにかける意気込みを感じます。

 

ただ、今のところ週末は雨の予報。

晴れてくれれば良いのですが…。

お月見

2010.09.24

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旧暦の8月15日にあたる夜に眺める月を「中秋の名月」といい、毎年楽しみにしています。今年は9月22日でした。

 

窓辺にススキを飾り、里芋をお供えしていますので、芋名月とも呼んでいます。

 

夕方から雷が鳴り出し激しい雨も降り、半ば諦めていましたが、9時頃空を見上げると、頭上にくっきりと円い月を見ることができました。

 

中秋の名月は必ずしも満月とは限らないようで、その年によって月の形は違うそうです。今年は翌日の23日が満月でした。

 

otukimi2.JPG

 
 

 

また、旧暦の9月13日にあたる夜に眺める月を「十三夜の月」といいます。その時には栗をお供えしますので、栗名月と呼んでいます。今年は10月20日です。

 

 

6月15日から始めました「家族の絆 愛の詩」の募集は、9月15日をもって終了いたしました。

一般の部および小中学生の部には、それぞれ昨年を上回る多数の心温まる作品が寄せられました。事務局一同、とても感謝しております。

10月中旬に審査が行われ、11月初めに町ホームページ等にて審査結果を発表いたしますので、ご期待ください。

田代神社例祭

2010.09.22

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平成22年9月23日(木)19時より、養老町高田の田代神社の例祭が執り行われます。

 

この祭りは、通称「太鼓祭り」と呼ばれ、氏子である島田・下高田・下河原・西河原の太鼓、計6張が神社の境内に集まり、豊作を祈願します。

境内には櫓が組まれ、毎年2張の太鼓が上がり、その櫓太鼓の音頭にあわせて「どじょう踊り」や「川崎踊り」が奉納されます。

 「どじょう踊り」は「土壌」を意味していると考えられており、土に根ざした生産を祈り、豊かな稔りに感謝する心が込められています。

 

去年初めて見学しましたが、6張の太鼓が一斉に轟く音には迫力があり、圧倒されました。

昨日、神社に立ち寄った時には、すでに櫓が組み終わり、社務所には提灯や幕が並べられていて、準備は万端。

 

後は、天候に恵まれるのを祈るのみです。

象鼻山12・14号墳の現地説明会を開催しました。

2010.09.21

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平成22年9月19日(日)13時より、象鼻山12・14号墳発掘調査の現地説明会を開催しました。

参加いただいた皆さま、また当日スタッフとしてご協力いただいた橋爪区の皆さま、ありがとうございました。

 

当日は、晴天に恵まれ、たくさんの方々に象鼻山古墳群の発掘調査状況を見ていただくことができました。

墳丘の規模に似合わない土木量と、労力の増加より墳墓群のレイアウトを重視することが、象鼻山古墳群の大きな特色の一つと考えていますが、いかがだったでしょうか。

 

この後は、12・14号墳の調査を完了し、20・36号墳の調査に移ります。

次回の現地説明会もぜひご参加ください。

 

なお、この最新ニュースが、当HPを開設してからちょうど100件目のニュースになりました。

今後もこれくらいの頻度で更新していきますので、おつきあいのほどよろしくお願い致します。

 

現地説明会の準備。

2010.09.17

donoukaidan.jpg

 

現地説明会を明後日に控え、象鼻山に見学者を迎える準備を進めています。

 

足元の悪そうな所には、写真のように土嚢で道をつくってみました。

また、つまづきそうな切り株の除去や、調査区まわりの草刈りなどもあわせて行っています。

さらに、地元である橋爪区の方には、トイレを掃除していただきました。ありがとうございます。

 

季候も良くなり、山頂にはとても気持ちの良い空気が流れています。ぜひこの機会に象鼻山を訪れてみてください。

現地説明会の開始は午後1時からですが、4時半までであれば、いつ来ていただいても問題ありません。

多数の参加をお待ちしています。

現地調査での出会い

2010.09.16

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養老町教育委員会では、聞き取り調査と併行して、屋外にある古い建物や史跡、神社仏閣の現地調査を行っています。

 

先日、養老山地の中世寺院跡の調査を行っていた際に、ウリ坊とその親に出会いました。

イノシシは神経質で警戒心が強く、山の中でもめったに出会うことがないのですが、暑さに参っていたのか洞穴の入口で昼寝をしていました。

撮影を試みたのですが、持ち合わせていたカメラでは、上手く撮ることができませんでした。

 

後日、諦め切れずに同じ場所へ行ってみると、運良く再会することが出来ました。

カメラを構えて近づくと、何度もこちらを見て警戒しているようでしたが、何とかカメラにおさめることが出来ました。

 

この洞穴を巣にして、子育てをしているのかな。

子ども達を立派に育ててください。お邪魔しました…。

象鼻山12・14号墳発掘調査成果の公表。

2010.09.15

zoubikouhyou.JPG

 

象鼻山12・14号墳の発掘調査もそろそろ終わりが見えてきており、まとまった成果が得られつつあります。

そのため、それらの成果を公表しました。

 

その概略は以下のようなものになります。

①象鼻山12号墳が約18mの方墳、14号墳が約16mの円墳であること。

②象鼻山12号墳の墳丘整地面に掘削した溝から出土した土器片により、12号墳の築造が廻間Ⅰ式期である可能性が高くなったこと。

③象鼻山14号墳の築造が、層位の観察により12号墳とほぼ同時期と判断できること。

④12・14号墳の築造が、山の斜面を整地した後、墳丘のほとんどを盛土で構築する方法でなされており、墳丘の規模に比して多大な労働力を伴っていること。

 

そしてその結果、山頂部やその周辺の墳墓群と象鼻山1号墳の間には未だ空白期間が残ることになりました。次の調査の課題となりそうです・・

 

現地説明会は、今月19日(日)の13時からで、小雨決行、雨天中止です。

この時期の墳墓で墳丘が完全に残っている例は珍しいと思いますので、ぜひご参加ください。

また、今朝から駐車場の問い合わせが寄せられていますが、ふもとに用意しております。係員の指示に従って駐車してください。

 

今朝の現場でもまたヒキガエルに出会いました。

山中穴だらけにしているので、迷惑そうな表情です。

もう少しだから、こらえてね・・

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栗笠の福地神社祭

2010.09.14

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平成22年10月2日(土)と3日(日)の二日間、養老町栗笠の福地神社祭が執り行われます。

 

簡単な日程を紹介すると、

 

2日(土) 19時 祭り踊り奉納

 

3日(日) 14時30分 打ちはやし 16時 福地神社にて獅子舞の奉納 19時 祭り踊り奉納

 

獅子舞は「栗笠の獅子舞」として岐阜県の無形民俗文化財に、祭り踊りは「栗笠祭り踊り」として養老町の無形民俗文化財に指定されています。

また、しばらく行っていなかった打ちはやしは、昨年から再開されました。

 

この祭りには、町外から見物者も多数みえます。

このホームページをご覧の皆さんも、是非おいでください。

 

「栗笠の獅子舞」「栗笠祭り踊り」については「栗笠福地神社例祭」または「無形民俗文化財」をご覧下さい。

行合の空

2010.09.13

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最近眺める空には、積雲と絹雲が混在しています。

低い位置に見られる積雲には残暑を、高い位置にみられる絹雲には秋の訪れを感じます。

 

夏から秋に季節が移るときの空を「行合(ゆきあい)の空」と言うそうです。

養老町大場からの眺めには、まさに季節が変わっていく気配がします。

 

高く澄みわたっている空の、清々しい爽やかな空気が待ち遠しいです。

 

6月15日から募集を始めた「家族の絆 愛の詩」ですが、全国から心温まる作品がよせられています。締め切りは9月15日で、まだ間に合いますからご応募ください。

応募はこちらから。

 

 

象鼻山発掘状況10

2010.09.10

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象鼻山古墳群の発掘調査をはじめて7週間が経ち、やや暑さがやわらいできました。

 

上の写真は、整地面に掘削された溝の中で検出できている礫群です。

全てではありませんが、墳丘西側を中心に複数の地点で、これと同じような状況が確認できています。

現段階では、これが意図的なものである可能性が高いと考え、掘り下げる前に実測をしています。

 

また、12号墳墳頂の周囲の石列も実測を開始しました。

 

31trsagyou.jpg

 

現地説明会が近づき、現場ではやや緊張感がただよう様になってきていましたが、調査区にネズミが迷い込んだりする、象鼻山のにぎやかさに元気をもらって調査を進めています。

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上方の神宿制

2010.09.09

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養老町上方に鎮座する「白鳥神社」は日本武尊を祭神とする由緒ある神社です。

この白鳥神社の氏子達は、「神宿(かみやど)」と呼ばれる厳しい戒律の宮当番制度を続けています。

 

当番である神宿は、氏子の中からくじによって決められます。

そして、神宿となった者は神のみしるしである鰐口(わにぐち)を1年間、自宅の床の間でお守りします。

その間、神宿は次のことを厳守しなくてはなりません。

 

①2階や屋根に登ってはならない。

 

②四本足の動物を食べてはいけない。

 

③身内や親戚、村内に出産、葬式があった際には、それを聞いた日から3日間、自分で食事を作らなければならない。これを「別火(べっか)」という。

 

④元日から3日間、座敷にこもり一言も喋らずに神に奉仕する。この間の食事は全て別火。また、朝昼晩には神社の門松にある「ほうかっぷ」に米や餅、ボラ肉をお供えする。

 

他にも、定期的な神社の清掃や祭りなど行事の準備は、全て神宿が行うため経済的に大きな負担がかかります。

 

しかし、神宿となるのは氏子にとって大変な名誉であるため、現在でも

「はやく神宿がまわってこないか」と待っている方がいるそうです。

 

この制度は「上方の神宿制」として養老町の無形民俗文化財に指定されています。

 

先日、現在の神宿のお宅に伺わせて頂きましたが、

「目がつぶれるから、鰐口は撮っちゃだめだよ」

ということで、残念ながら鰐口は撮影できませんでした。

 

代わりに白鳥神社の写真を載せさせていただきます。

象鼻山発掘状況9

2010.09.08

28trdoki.JPG

 

象鼻山12・14号墳の調査は7週目に入りました。

いまだに課題は山積みですが、先週になって、少量ですが遺物が出土しました。

そのため、ようやく墳墓の築造時期を絞り込めるようになってきています。

 

また、このことにより、12・14号墳の墳形を確定することの重要性が、さらに高まってきました。

まだ、掘り下げが十分進んでいない調査区が多いですが、現地説明会にむけて、なるべく早くこれらの課題をクリアしていきたいところです・・

稲刈り

2010.09.07

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9月に入り、厳しい暑さは続いていますが、季節は秋です。

養老町岩道の田んぼでは稲刈りが始まっています。

 

この品種は「コシヒカリ」で、4月の下旬に田植えされました。

全国では知名度No.1ですが、養老町での作付け面積は1割ほどだそうです。

 

他の品種「あさひのゆめ」は9月の下旬に、作付け面積5割を占める「ハツシモ」は10月上旬から稲刈りされるそうです。

 

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雲一つない青空が広がり、切株の間では、白サギの群れが餌をついばんでいました。

直江区の供養

2010.09.06

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平成22年9月5日(日)、直江区が行う養老山地の三方山(標高722m)にある石碑の供養に同行させて頂きました。

 

この供養は春日神社の祭りに合わせて、毎年行われていますが、その由来は地元でもはっきりしないようです。

ただ、聞き取り調査で他の地区へ伺ったときに、

「三方山に、戦時中に墜落した飛行機のパイロットを供養する石碑が2つある」

というお話を聞くことができています。

また、三方山は直江区が所有しているため、この供養を直江区が行うようになった可能性が考えられるのですが、まだはっきりしたことはわかりません。

 

 

 

 

sannpouzan2.JPG

 

下山途中で鹿に出会いました。

僕は養老で野生の鹿を目撃したのが初めてで、びっくりしました。

象鼻山発掘状況8

2010.09.03

32trdanmen.jpg

 

現地説明会まで、あと2週間ほどになり、ようやく14号墳の築造方法についても情報が得られはじめました。

 

写真は14号墳の墳丘断面です。

この調査区は、地山から墳頂までの高低差がもっとも小さく、整地してから墳丘の完成までがとても分かりやすいです。

埋葬はおそらく黒色土層付近でしょうね・・

 

12号墳と14号墳の境に設定した調査区も掘り下げが進んでおり、その前後関係についてもまもなく情報が得られそうです。

 

下の写真は、12号墳の石列の検出風景です。

これが墳丘の周囲を完全に巡らないことが、目下の悩みです・・

 

31ishi.jpg

河間(ガマ)

2010.09.02

gama2.JPG

 

養老町には、水が一年中湧いているところがたくさんあります。

そうした湧水点を、地元では「河間(ガマ)」と呼んでいます。

 

津屋川沿いの鷲巣から一色にかけても十数ヶ所あります。中には、石を組んで囲い、洗濯場として使われていた場所もありました。また、子どもが夏に水遊びをしていた場所もありました。

 

今でも、きれいな水が湧き出る河間にはハリヨが住んでいます。ハリヨを保護する掲示板が設置されており、地域の自然が大切に守られています。

象鼻山1号墳の二重口縁壺。

2010.09.01

shutubo.jpg

 

象鼻山1号墳の被葬者の足下には、赤い顔料の容器として使用された土器が置かれていました。

二重口縁壺と呼ばれる土器で、丸い底をもち、器壁の厚さは5mmもありません。

とても丁寧につくられています。

平成20年までは、胴部附近で上下二つに分かれていましたが、ようやく完形に復元することができました。

 

この土器が発見されたのは、平成9年の夏。

あれから13年が経ち、象鼻山古墳群の歴史的意義は、当時は予想しなかった方向へ向かっているような気がします。

 

現在進めている象鼻山12・14号墳の現地説明会を平成22年9月19日(日)午後1時から4時半まで行います。

遺跡の場所は、養老町橋爪字岡山で、名神高速道路養老SAの近くです。

雨天は中止します。

埋葬施設は調査対象としておりませんが、当時の墳丘の築造方法を考える上では、よい事例となりそうですので、ぜひこの機会にご覧下さい。

駐車場も台数に限りはありますが、象鼻山のふもとに準備できる予定です。

ただ、麓から山頂まで15分ほど歩いていただかなければなりませんが・・

 

多数の参加をお待ちしています。

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