邪馬台国時代の象鼻山
養老町教育委員会は、平成23年２月11日（金・祝）に、石野博信先生（兵庫県立考古博物館館長、香芝市二上山博物館館長）、宇野隆夫先生（国際日本文化研究センター教授）、赤塚次郎先生（NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク理事長、愛知県埋蔵文化財センター副所長）をお呼びして、象鼻山古墳群シンポジウム「邪馬台国時代の象鼻山－古墳出現の背景を探る－」を開催しました。この特別展示は、そのシンポジウムを基に企画・制作したものです。
象鼻山３号墳円丘内部の様子
３号墳（上円下方壇）の中心に位置する円丘は、下半を砂岩礫、上半を精良な粘質土で構築していました。このことは、当地域の一般的な墳墓とは大きく異っており、象鼻山３号墳（上円下方壇）が、その規模だけでなく、構造においても他の墳墓と一線を画すものであったことを示しています。
