象鼻山3号墳鳥瞰図(東から)
東西86.4m、南北70.0mの方形区画の中心に、直径17.5mの円丘を配置した上円下方の祭壇、それが象鼻山3号墳(上円下方壇)です。
象鼻山において最初になされた事業は1号墳築造ではなく、この象鼻山3号墳(上円下方壇)の造営でした。
なお、この3号墳(上円下方壇)が墳墓であるか、それとも中国大陸に例をみるような天地を祀る祭祀壇と関わる施設であるかは明確にできていませんが、そのどちらであろうと、中国の天地思想の初期の受容例として重要な意義をもつものと考えられています。