岐阜県養老町の歴史文化資源


田中 道麿
田中 道麿
たなか みちまろ

田中道麿は国学者として主に万葉集の研究に取り組んだ人物です。養老町飯ノ木に生まれ、子どもの頃から学問好きで、9歳の頃から歌を詠み始めました。しかし、暮らしは貧しく、職を求めて転々とする日々が長く続きました。しかし、そうした環境の中でも勉学の志を失わなかった田中道麿は、ついに34歳のとき、彦根において大菅中養父(おおすがのなかやぶ)への師事がかない、本格的に日本古典を学ぶようになります。その後、松阪の本居宣長らの教えもうけ、名古屋を拠点にたくさんの門人を教え、国学の研究に専念しました。その田中道麿の努力と功績を、本居宣長は著書の中で「道麿は、自分より年長だったが、入門してきて、二度三度は松坂まで勉強しにやってきたし、普段は手紙で質疑応答を繰り返していたが、この人ももう亡くなった。だが、名古屋の日本古典の学問は、道麿の努力で始まったのである」と讃えています。天明4年(1784)61歳で亡くなり、名古屋市の平和公園の常端寺墓地に葬られています。

[出生地]
養老町飯ノ木(はんのき)
[時代]
享保9年-天明4年(1724-1784)
[記念碑など]
田中道麿顕彰碑(養老町飯ノ木)
田中道麿生誕の地(養老町飯ノ木)
田中道麿翁墓地(名古屋市平和公園常端寺墓地)
山口 俊郎
立川 勇次郎
北尾 春圃(秋峰)
佐竹 直太朗
鬼面山 谷五郎
渋谷 代衛
大久保 休吾
初代 岡本 喜十郎
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