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北野の地蔵堂。
2012.12.21
養老町の北野には、地元で「守り地蔵」と呼ばれているお地蔵さまがいます。
個人ではなく、区で管理されてきたお地蔵さまで、北野の人々をさまざまな災いから守ってくれると伝わっていることから、このように呼ばれているそうです。
ただ、建立の経緯について、詳しくは分かりませんでした。
しかし、お地蔵さまの土台には、「明治31年戌10月」と記されており、まだ建立されて110年くらいしか経っていないので、ひょっとしたら何かご存知の方もいるかもしれませんよね。
毎年8月の第4日曜日には、地蔵盆を行っているそうなので、また、お話を伺いに行こうと思います。
養老ライオンズクラブの結成式。
2012.12.20
昨日、養老ライオンズクラブ5周年を祝う記念誌を見せていただくことができました。
ありがとうございます。
記念誌には、歴代役員の名簿や、活動記録などが掲載されていて、養老ラインズクラブの最初の5年間がどんなものであったかが、よくわかりました。
そんな中、特に目を引かれたのが、結成式の集合写真。
チャーターナイトの約10ヶ月前である、昭和38年(1963)7月28日に撮影されたものですが、会場が養老公園の掬水だったそうです。
数えてみたところ、結成当初のメンバーが21名なのに対し、写真には99名もの方が写っているので、きっと賑やかな結成式だったんでしょうね。
宝暦治水の第2元小屋。
2012.12.19
現在の養老町立池辺小学校の北約1kmのところに、旧池辺小学校跡の石碑が建っています。
ここは、明治31年(1898)から昭和58年(1983)までの86年間、小学校として、池辺の教育を支えてきた場所であるのですが・・
つい最近、山田貞策著『宝暦治水薩摩義士事蹟概要』の記述から、ここに宝暦治水における薩摩藩士たちの第2元小屋があったことを知りました。
詳しいことは分かりませんが、どうやら大巻薩摩工事役館跡と呼ばれている第1元小屋に大牧豪農鬼頭兵内の住家が充てられたのに対し、第2元小屋には根古地新田の豪農中島九郎右衛門の住家が充てられたようです。
ただ、これだと第1元小屋と第2元小屋は、お互い500mも離れていなかったことになり、その理由が気になりますよね。
郡境ですかね・・
養老音頭と瓢箪ブギ。
2012.12.14
先日、「養老音頭」と「瓢箪ブギ」の製作記録を見る機会に恵まれました。
この2曲の民謡は、昭和29年(1954)に、養老町制施行を記念し、養老町の発展を促す第一歩として作成されました。
その主体となったのは、養老観光協会で、作詞は高橋掬太郎さん、作曲は養老郡上石津町出身の江口夜詩さんです。
資料には、高橋掬太郎さん自筆の歌詞や、江口夜詩さんの手紙をはじめ、製作に関わる記録が詳細にまとめられていて、これらの民謡ができあがるまでの過程がとてもよく分かりました。
ただ、そんな中で、少し疑問に思ったのは、養老音頭の歌詞が、当初は、現在の5番までではなく、12番まで用意されていたことと、瓢箪ブギの曲名が、当初は「瓢箪マンボー」で計画されていたこと。
養老音頭の歌詞には、採用されなかったのが不思議なくらい素晴らしいものがありましたし、瓢箪ブギも発売の2ヶ月前までは、瓢箪マンボーだったみたいです。
何か経緯があるんでしょうね・・
そんな「養老音頭」と「瓢箪ブギ」ですが、今でもカセットテープを500円で販売しています。
興味のある方は、ぜひ養老町教育委員会の窓口にお越しください。
妙見堂の釈迦牟尼仏像。
2012.12.13
先週の土曜日、今年最後となる御開帳に合わせて、養老公園内の妙見堂にお邪魔してきました。
当日は、みぞれ交じりの雨が降るあいにくの天気でしたが、このために法話の会場が妙見堂から日蓮宗養老教会に移動になり、ご本尊である「釈迦牟尼仏像(しゃかむにぶつぞう)」をゆっくりとお参りする時間に恵まれました。
この仏像は、岐阜県の重要文化財で、江戸時代の日蓮宗の高僧中正院日護(1580~1649)の作品といわれています。
元々は京都にありましたが、神戸を経た後に、妙見堂に安置されるようになったみたいですね。
そんな釈迦牟尼仏像の特徴は、とても大きいことと、一つの木から三体造られた仏像のうちの一体であること。
見上げるほどの大きさなので、きっと大きな木から造られたんだと思います。
ちなみに、他の二体のうちの一体は今も山梨県の日蓮宗総本山にあり、もう一体は大阪府の一心寺というお寺にありましたが戦火で消失してしまったそうです。
また、妙見堂のご本尊は、根本でも先端でもなく、木の真ん中のところが使われたみたいですね。
そんな仏様に、次にお参りできる機会は、来年3月8日(金)の午前10時30分から。
梅も咲いていると思いますので、ぜひこの機会に養老公園を訪れてみてください。
宝暦治水薩摩義士事蹟概要。
2012.12.11
養老町図書館の郷土資料のコーナーに、新たに、『宝暦治水薩摩義士事蹟概要』という本が仲間入りしました。
この本は、養老町大巻に生まれた山田貞策が、昭和7年(1932)に著作刊行したもので、宝暦治水をはじめ、輪中の由来や災害、薩摩義士の顕彰活動など、養老町をはじめとする輪中地帯を考える上で、とても参考になる内容が記されています。
また、そうした様々な内容を表現する文章の中には、薩摩義士顕彰会の設立をはじめ、多大な社会貢献を行ってきた山田貞策という人物を知る手掛かりも含まれているように思いました。
貸し出しはできず、館内だけの閲覧になりますが、養老町図書館にお立ち寄りの際には、ぜひ一度、手に取ってみて下さい。
多藝の滝(たぎのたき)。
2012.12.10
先日、大正8年(1919)5月1日に養老鉄道全線開通を記念して発行された「伊勢新報」という新聞を見せていただくことができました。
ありがとうございます。
孝子物語や、当時の養老公園の土産物のことなど、養老公園に関わる様々な内容が掲載されていて、大変参考になりました。
しかし、そんな中でも、個人的に最も印象に残ったのが、「公園の南 直江谷に多藝の滝あり」の記事。
他の資料でも、「直江の滝」の本来の名称が「多藝の滝」であったかもしれないということは分かってきていたのですが、やはりその可能性が高いみたいですね。
そして、その続きにあった「俗に養老の滝を雄滝、秣の滝(まぐさのたき)を雌滝、多藝の滝を子滝と称する」という記事も印象的でした。
初めて知る内容でしたが、それぞれの滝の様子を思い返してみると、たしかにそんな感じですよね。
郷土料理のレシピ保存4・5。
2012.12.04
今日は、姿を消しつつある郷土料理の記録作成第4弾及び第5弾として、「鮒味噌(ふなみそ)」という鮒を赤味噌で骨が柔らかくなるまで煮込む料理と、「八杯汁(はちはいじる)」という、すまし汁に8つに切った豆腐を加える料理を作りました。
鮒味噌の完成は明日になりますが、これで予定していた郷土料理の記録作成を、ほぼ終了することができました。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。
次は、これらをコンテンツにまとめる作業になりますが、レシピだけでなく、食事の場面や、その変遷についても、触れていければと考えています。
コンテンツの公開までは、まだ少し時間がかかりそうですが、どれも美味しく食べていただけるものばかりなので、きっと気に入っていただけると思います。
ぜひ楽しみにお待ち下さい。
大菩提寺(大悲閣)の開山毎歳忌。
2012.12.03
11月23日(金)に、養老町養老の大菩提寺(大悲閣)で、開山毎歳忌(かいさんまいさいき)がお勤めされ、私もお参りさせていただくことができました。
ちなみに、開山毎歳忌とは、大菩提寺を開山した、松岡喝山窟老師(まつおかかっさんくつろうし)を弔うための法要です。
松岡老師が亡くなられたのは、昭和9年(1934)2月のことですが、現在の本尊である「如意輪観世音菩薩」が、10万人以上の女性の髪を織り込んだ貴重なものであることから、管理にも気を遣い、毎年この時期にお勤めをされているみたいですね。
翌週には、改めてご住職からお話しを聞くこともでき、松岡老師のことや、「大菩提寺」と称される前の「大悲閣」という名称が、一般的に観音堂(観世音菩薩像を安置した仏堂)のことを示すことなど、大菩提寺に伝わる様々な歴史を教えていただきました。
ありがとうございます。
他に累を見ない貴重な織物の本尊は、年に一度、11月23日のみの御開帳になりますが、境内の紅葉は、まだしばらく楽しめそうです。
養老公園に来られた際は、ぜひ大菩提寺にも立ち寄ってみてください。
養老公園入口の道標(訂正)。
2012.11.30
三日前に紹介した、上の写真ですが、白石の道標付近を撮影したものではなく、千歳楼の入口あたりを撮影したものである可能性が高いことが分かってきました。
申し訳ありません。
結論が出ているわけではないのですが、以前は豆馬亭と千歳楼の間にも道標があったというお話と、現在白石に残っている道標と、写真の道標の雰囲気が少し違うことが、間違いであると考えるようになったきっかけです。
また、写真のタイトルが「養老公園入口」となっていたことも、千歳楼の入口あたりを撮影したものであれば理解しやすくなりますよね・・
いずれにせよ、もう少し情報収集を続け、また新しい事実が分かればご報告させていただきます。
行方が分からなくなっている、豆馬亭と千歳楼の間にあった道標を見つけることができれば、話は早そうなんですけどね・・
神楽獅子山の倉の瓦。
2012.11.20
今年度に進めていた、高田祭の神楽獅子山山倉の修理が、無事に完了しました。
基礎の腐敗や、外壁の損傷など、これまで曳山の保存に不安があった部分もキレイになり、これで一安心ですね。
修理を支えた皆様、本当にお疲れ様でした。
また、修理の過程では、以前の倉に使用されていた瓦に、天保15年(1844)の銘があることや、それらが上石津町の牧田萩原村で製作されたものであることも新たに分かりました。
詳しい検討はこれからですが、神楽獅子山を保有する下河原町が、新たに岐阜市の長良北町に曳山を買い求めた年代が天保元年(1830)なので、このときの曳山を保管する倉のために、用意された瓦なのかもしれませんね。
ただ、14年ほど間が空いていることが、少し気になります。
そもそも、いつ頃から、曳山を倉で管理するようになったんでしょうね・・
「養老の日」制定記念乗車券。
2012.11.19
先週の土曜日から、当ホームページのキャラクターであるタギゾウくんなどをあしらった「養老の日」制定記念乗車券が発売されています。
これは、養老鉄道株式会社が、養老改元1300年祭に伴い、11月17日が「養老の日」に制定されたことを記念して作成したもので、岐阜県産の杉を使った、ひょうたん形の乗車券になっています。
発売期間は、平成25年5月31日(金)までで、取扱期間は、平成25年6月1日(土)まで。
養老の紅葉も、今月中は楽しめると思いますので、ぜひ、この記念乗車券を使って、養老公園にお出かけください。
広幡ふるさとオリエンテーリング。
2012.11.15
11月7日(水)に、広幡小学校で、広幡ふるさとオリエンテーリングが行われました。
これは、7年ほど前から続いているもので、全校児童が1~6年生の混成グループに分かれて、校区の歴史や産業にゆかりのある場所を訪ねて歩く行事です。
今思えば、9月に6年生対象に行われた史跡探検は、ここで下級生を案内するための事前学習だったんですね。
当日、6年生たちは、しっかりと準備してきていて、クイズなどを交え、下級生に分かりやすく説明をしていました。
しかし、こうして子ども達の学習過程を見せていただいていると、改めて、自分が他人に説明する立場になることを踏まえて学習に参加することが、子ども達の意欲を高めるのに効果があることが分かります。
オリエンテーリングで6年生が見せてくれた表情は、9月の時よりも、少し頼もしく見えました。
文化遺産ウォーキングを開催しました。
2012.11.12
昨日、無事に文化遺産ウォーキングを開催することができました。
不安定な天気だったにもかかわらず、多数のご参加ありがとうございます。
当日は、一般的なウォーキングでは、あまり立ち寄らないようなところを中心にご案内させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
身近なところにも、訪れる価値のある場所が、たくさんあることが、伝わっていればうれしいです。
今後も、こうした機会を設けていきたいと考えていますので、ぜひ、この次もよろしくお願いします。
明後日の文化遺産ウォーキングの雨天対応。
2012.11.09
明後日の日曜日に開催を予定している養老町文化遺産ウォーキングですが、雨天による延期の可能性が出てきました。
その判断は当日になりますが、延期を決断したときには、参加者には、なるべく早く、電話で連絡いたしますので、ご注意ください。
なお、延期の場合、養老町文化遺産ウォーキングは、11月24日(土)の8時から開催いたします。
なんとか、晴れてくれないですかね・・
イモ掘り体験。
2012.11.07
先月、笠郷幼稚園のイモ掘り体験におじゃましてきました。
園児達は、この日に向けて、サツマイモの生育を勉強してきていたので、みんなとても張り切っていました。
心配された天気も、なんとかもってくれましたね。
当日、園児達は、すごい勢いで畑を掘り進み、あっという間に、たくさんのサツマイモを収穫していました。
そして、サツマイモを収穫した後は、みんなで焼きイモを頬張りました。
私もごちそうになったのですが、焼きたてのサツマイモはとっても美味しかったです。
こうした機会を、もう10年ほども続けてくださっている地元農家のご厚意に感謝ですね。
岐阜県文楽・能大会なかつ川2012に、室原文楽が出演しました。
2012.11.05
先週の土曜日、岐阜県中津川市の常盤座で、第17回岐阜県文楽・能大会なかつ川2012が開催され、養老町の室原文楽も出演しました。
今回の会場は、中津川市の重要文化財にも指定されている芝居小屋。
17年続く、岐阜県文楽・能大会の中でも、芝居小屋での開催は初めてのことでしたが・・
築100年を越える常盤座の趣と、その手頃な大きさは、舞台や人形が小さく、座敷芸として引き継がれてきた室原文楽には、ぴったりの会場でした。
きっと、たくさんの方々に、室原文楽の魅力を知っていただけたと思います。
第13回「家族の絆愛の詩」の入賞者を発表しました。
2012.11.01
本日、養老町役場のホームページに、第13回「家族の絆愛の詩」の入賞者を発表しました。
また、平成25年1月27日(日)には、養老町民会館で、表彰式と詩の発表会も開催する予定です。
この日には、今回の佳作も含めた入賞作品を掲載した本も、新たに刊行致しますので、楽しみにお待ちください。
11月3日の室原文楽上演外題。
2012.10.31
昨晩、室原文楽の練習におじゃましてきました。
4日後に、岐阜県文楽・能大会を間近に控え、さすがに熱が入っていましたね。
いつもより、少し早めに伺ったのですが、もうすでに練習ははじまっていました。
今回、岐阜県文楽・能大会で室原文楽が上演する外題は「恋女房染分手綱 重の井子別れの段(こいにょうぼうそめわけたづな しげのいこわかれのだん)」。
時代物で、生き別れた母と息子が再会するも、親子の名乗りができず、再び別れてしまう場面が見どころです。また、個人的には、息子(三吉)が、母(重の井)に対し、自分の気持ちを隠さずぶつける場面もオススメです。
今週の土曜日に室原文楽が出演する大会の内容は、下記の通り。
入場は無料で、会場は文化財にも指定されている芝居小屋ですので、ぜひこの機会に、室原文楽をはじめ、岐阜県で活躍する文楽・能団体の上演を見に来てください!
【第17回岐阜県文楽・能大会 なかつ川 2012】
日時:平成24年11月3日(土・祝) 開演12:50(開場12:00)
会場:常盤座(中津川市高山1026-1)
出演団体:室原文楽保存会「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」/真桑文楽保存会「三番叟」/付知町翁舞保存会「翁舞(三番叟)」 /恵那文楽保存会「生写朝顔日記宿屋より川場の段」
神明神社の子ども相撲。
2012.10.19
先週の日曜日、養老町三神町の神明神社で行われた、子ども相撲におじゃましてきました。
三神町の神明神社では、毎年体育の日に例祭を行っており、神事の後には、多芸西部地区の子ども達を集めて子ども相撲が行われています。
この日は、幼児から中学生までおよそ70名の参加があり、性別や年齢を考慮して、取り組まれていました。
それにしても、白熱していましたね!
なかには、負けたことが悔しくて泣いてしまう子もいました。
お話しを聞いていると、この子ども相撲はもう50年以上も続いていて、昔は賞金が出たりもしたそうです。また、その頃は、男の子のみの参加だったみたいですね。
しかし、今はそんな制限もなくなり、女の子も元気いっぱい。
みんなとっても強くて、私では、敵いそうにありませんでした。