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水谷 三郎(みずたに さぶろう)

  • ■出生地:養老町田(た)
  • ■時代:明治35年-昭和53年(1902-1978)

水谷三郎は出版業界で活躍し、教科書の発行と供給、学校図書の普及に尽力した人物です。
養老町田に生まれ、小学生の頃から読書好きであり、豆本(手のひらサイズの本)を離すことはなかったといわれています。青年期に養老駅前へ転居し、郵便局や新聞社に勤務したものの、文学への情熱が捨てきれず、大正16年(1921)に上京しました。そして、ある作家のもとで文学を学ぶ傍ら、収入のために鉄道業界紙の出版社に勤務しました。
これがきっかけで、水谷三郎は出版業界で生涯活躍することになります。
主な功績としては、教科書懇話会の設立発起人となり、終戦直後の教科書発行と供給に尽力したことが挙げられます。また、全国教科書出版協会理事、国語審議会委員などを務め、検定教科書制度の確立にも貢献しました。そして、これら功績が認められ、昭和33年(1958)に文部大臣より感謝状が贈られました。
昭和25年(1950)には、「読書を通じて、豊かな心を育んでほしい」という思いを込め、母校の上多度小学校に毎月約10冊の本の寄贈を始めました。本の寄贈は現在も遺族により引き継がれ、総数は5000冊以上にのぼります。これらは「水谷文庫」よばれ、児童達に利用されています。

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記念碑など

  • ■読書百遍碑(上多度小学校内)

参考資料

  • ■養老町 1978『養老町史 通史編 下巻』

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